こんにちは、元ハンドボール少年「かたつむり」です。
突然ですが、こちらを見てください。
野球の国内競技人口はおよそ812万人。
サッカーの国内競技人口はおよそ637万人。
バスケの国内競技人口はおよそ395万人。
以上は総務省統計局による平成23年社会生活基本調査のデータを参照しました。
ここにハンドボールについての記載はありませんでした。
一般に8万人だといわれているそうです。
えっ、さみしい・・・
ハンドボールが・・・このまま埋もれていていいのか・・・?
いいわけがない!
というわけで、
今回は、中学時代はハンドボールに明け暮れたこのかたつむりが、
・ハンドボールってすごい!
・ハンドボールって面白い!
・ハンドボールってカッコイイ!
ということを熱弁したいと思います!
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スピーディー!
ハンドボールについて巷ではこういう認識なようで
↓
「サッカーとバスケを足して2で割ったもの」
うーん、間違ってない(笑)
ですが!!
この2つと比べて「スピード感」が桁違いなんです!
サッカーはボールを足でコントロールしますし、コートが広いです。
バスケは手でボールをコントロールしますが、少し大きいです。
ゴールが高いところにあるというのも特徴の一つですね。
では、ハンドボールは?
ハンドボールは握りやすい大きさのボールを体育館程度の広さで扱います。
ゴールはサッカーのように床に置かれます。
ボールを投げやすいのでパスもシュートも比べ物にならないほど速いです。
さらに、
バスケより一歩多く歩けることもあり、プレーヤーがブレーキをかけることなく試合が進んでいきます。
ですからプレーヤーの移動速度は常にトップスピードです。
得点が入った後も気が抜けません。
サッカーのキックオフにあたるスローオフを早めることで、
得点された5秒後には取り返している、なんてこともしょっちゅう。
試合中はずっとハラハラで、興奮しっぱなしなこと間違いなし!
初めて実際に試合を見に行ったときは、試合展開の速さにめまいがしそうになったのを今でも覚えています。
アクロバティック!
ハンドボールはそのボールの小ささから、
どんな姿勢からでもパスやシュートができます。
えっ?今どこからパスが出たの?どこを通してシュートしたの?
って不思議に思うことも多いかも。
これほど自由自在にプレーができるのはハンドボールだけです
空中でのキーパーとの駆け引きなんかも見応えがあります。
ジャンプシュートを打ったかと思いきやそれがフェイントで、空中で姿勢を変えてシュートを打ち直す。
相手チームのプレーながら、つい拍手を送ってしまいました。
あとでこっぴどくコーチに叱られましたね(笑)
特にアクロバティックでスゴイのが「スカイプレー」。
空中でボールをもらい、そのままパスやシュートをします。
チームメイトとの連携も必要なので高難度な技ですが、決まると最高にカッコイイ!
ほんとに鳥肌が立ちます。
まるで大道芸のようです。
そんなハンドボールですが、実は特殊な技術は求められません。
アクロバティックなプレーも努力次第では誰にでもできちゃいます。
運動音痴と言われていた人でも会場を沸かせられるのです。
サッカーもバスケも野球も全部苦手な私も司令塔になれましたし、観客をどよめかすプレーができました。
ディフェンスを抜き去り、キーパーを欺き・・・
いやー鳥肌が立ちましたね(笑)
戦略的!
ものすごいスピードで駆け抜け、
飛び回るスポーツですが、実はそのプレーのほとんどが計算の上で行われる戦略的なスポーツでもあるのです。
コート上の6人が互いに相手をかく乱し、別々に動いている。
右にいる選手が左に走り、すみっこにいる選手が真ん中に出てきて・・・
何もあんなにいっぱい走らなくてもいいのでは?なんて思いました。
でも、実はその動きすべてに意味があって、最後にはきれいにディフェンスラインを突破してしまう。
フェイントをかけ、ブロッキングし、クロスプレーで混乱させる。
もちろんディフェンス側もその動きに合わせて様々な作戦で返していく。
フォーメーションを変え、パスコースを断ち、オフェンスを追い詰めていく。
私のチームではオフェンスでもディフェンスでもオリジナルの戦法をいくつか使っていました。
考えるのもきちんと身につけるのも苦労しましたが、ずいぶんと相手チームは苦労していたようで。
相手が頭を抱える姿を見るとついガッツポーズをしちゃったり・・・
スピーディーな試合展開も、アクロバティックなプレーも、
そのワンプレーの裏には緻密な計算があり、ディフェンスもそれを計算でねじ伏せていく。
このやり取りに気づくとさらにいっそう面白くなってきます。
コートを支配して勝利を勝ち取るには体も頭も鍛えなきゃいけない。
一筋縄ではいかないスポーツなんです!!
だからこそ心惹かれるものがある、私はそう思います。
ですが日本ではいまだ人気とは言えない。
さみしいな。もっと広がったらいいな。
ハンドボールの魅力は一度知ってしまうともう目を背けられなくなります。
私は腰を壊してしまったのが原因で高校からは離れてしまいましたが、今でもその熱は冷めていません。
テレビ放送とかはなかなかされないので触れ合う機会はずいぶんと減りましたが、それでもしばしばYouTubeなんかをあさってたり・・・
一人でも多くの人にハンドボールへの興味をもっともっと持っていただけたら嬉しいですね。
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